穴の開いた傘を差して
水浸しの靴は行く

歌:重音テト
曲・詞・絵:とるて

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~~歌詞~~
穴の開いた傘を差して
水浸しの靴は行く
こんな雨もいつか晴れる
そんな期待なんて

水溜まりがそこにある 分かってるけど
避けて歩くのも怠い
泥だらけのスニーカー 解けた靴紐
どうでもいいや

熱を奪う
びしょ濡れの黒いシャツを
肌に纏い
どこを目指すわけじゃなく
ただ歩いてきたけれど

ねぇ、雨季ってやつは存外に長く続くものらしい
もう、カラッと晴れたそんな日は遠い過去の話だ

風で折れた傘の骨 無理矢理曲げて
何食わぬ顔で歩く
嘲笑うように風が吹き付けてくる
別にいいけど

上を見れば
穴だらけのボロい傘
通り抜けた
雨粒が頬を伝って
なんだか泣いてるみたい

ねぇ、雨季ってやつは存外にひどく寒いものらしい
もう、嫌ってほど分かったから どうか早く晴れて

ねぇ、雨季ってやつは存外に意地の悪いものらしい
もう、嫌ってほど分かったから 青い空を見せて

そんな期待なんて
疾うに捨てたはずだろ