ムカサリ / 二藍-Futaai-【VocaDuo2024】
むかし、疫病や戦禍、不慮の事故で、若くして鬼籍に入る者が絶えなかった頃、人々は、故人の、そして遺された者達の安寧のため、冥婚という風習を発達させた。
ボカデュオ2024参加作品です!よろしくお願いします!
チーム「二藍-Futaai-」
Lyrics&Music. パソキ r.c.
https://www.youtube.com/channel/UC0jMcbWQ4ttD8qAW_kAJkuw
https://x.com/106th_doberoku
Vocal. りおき
https://x.com/riokikiki
Mix. ヨシくん。
https://x.com/yoshikun_nico
Guitar. um.
https://x.com/um_umareru
Illust. 月森つき
https://x.com/tsukimoritsuki
Movie. York
https://www.instagram.com/cat.rec_eizo
Inst→後ほど公開予定です
Lyrics
生き落ちて地を染むは往く人の花
霜花の咲きて阿吽を彩る
詣も途絶え一人静か雉始雊頃
軽雪の参道を跡つけ来る者
ふくら雀の漫ろ散るも気に留めぬ儘に
雪風に揺らる傍に立ち枯れの蓼
徒に身を預け朽ちゆく理の中で
昼の月に照らされて香るは椿の花
遠巻きに聞こえるは車列の調べ
手水舎の氷に淡き陽の光
二藍の雲ゆらりふわりと舞いて空を遊ぶ
差し出した腕を握りし契りの果て
繋ぎし儘黄泉路へ迷うも定め
凛と響く鈴の音は彼岸への桟
節を合わせ奏でるは逢瀬の願い
銀雪に偲ぶるは耳に覚えし声
夭折に泣き濡れし波のひとひら
幾度も出で消ゆる愛し面影
取り取りに映ゆる絵馬に紛れ忍ばせるは
寄り添いて笑う背のハレの御姿
昼の月に照らされて落ちるは椿の花
遠巻きにもう聞こえぬ車列の調べ
#VocaDuo2024
#歌踊コレOK