はぐれたがり – 初音ミク

Sat, February 24, 2024 9:00am

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十二作目。
第21回プロセカNEXT応募楽曲です。
よろしくお願いします。

※コーラス、ブレス、囁き含めて全て初音ミクが歌唱しています。

◉Vocal / 初音ミク
◉Music / sidore
Twitter ▷ https://twitter.com/___sidore
Mail　▷ sidore0306@gmail.com
◉Illust / nmr
Twitter ▷ https://x.com/knbnm0
◉Movie / ふゅゅ××
Twitter ▷ https://x.com/fuyusic
YouTube ▷ https://www.youtube.com/@fuyusic

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歌詞

　あたし諦めてしまったの。
　簡単なことになったの。
　染み付いたままだ。一人で居るのは慣れている。

　他愛のない恋の話。
　淡々とこなす課題たち。
　あの日の言葉は今も日々の隙間を漂っている。

　詰め込んだ記憶は儚く、
　抽斗の奥に積もってる。
　降り出した雨が二人の会話を濡らしていく。

　水彩のような出会いも、
　黒板に隠した合図も、
　全部叩いたら校舎の外へ舞ってっちゃったんだ。

　なんでだろう。
　なんでだろう、あたし。
　吐き捨てた言葉、浮かぶの。
　痛い、痛かったのあなたなのにね。

　なんでだろう。
　なんでだろう、あたし。
　擦り切れたあの日の続きも
　朝が来ればまたふいにしちゃうんだ。

　ずっと傷口に触れたとこなぞって、
　取り繕うような表情が離れない。　
　湯船に浸かる度、なみだは滲むけど、
　いつかの冷たさがあたしを臆病にする。

　寂れた公園を横切っては、
　ちいさくなった影を追ってる。
　子供の頃からこの店はここにあったし、
　なにも変わるとこはないの。

　……だけどね。

　なんでだろう。
　なんでだろう、あたし。
　さみしい気がする。

　なんでだろう。
　なんでだろう、あたし。
　帰り道、慣れたはずの一人が

　……なんてね。

　なんでだろう。
　なんでだろう、あたし。
　寄せ合った頬が、滲むの。
　居たい、居たかったのあなたのところ

　なんでだろう。
　なんでだろう、なんて
　分かりきっているんだ。
　その背を追わなきゃ

　見失わないように。
　もうこれ以上、離さないように。
　ただこの一言で繋ぎ止めていたいだけ。

　またぎこちなくなるかもね。
　また笑われてしまうかもね。
　だけどきっとずっとあたたかいよ。
　二人でそこにいるなら。

　あたし俯いて言ったの。
　簡単な言葉だったの。
　
　『ごめんね』

　　　　　　〈1〉

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