秘匿、理科室にて / 卯花ロク ft.初音ミク
卯花ロクです、30作品目の投稿です。
よろしくお願いします。
■絵:ドライフラワー
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■曲:卯花ロク
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off vocal:
[歌詞]
立ち込めてる薬の香り 鼻を惑わせる
分け入るように匂ったのはコーヒーの香しさ
アルコールランプの灯りがゆらりゆら と
私の胸の内のように揺らいでいた
マグカップにかける手のひらも
注ぐ時の優しい目も 少しボサついてる髪型も
今だけは私のもの
白衣がとても似合うあなたと 耳が熱くなる私の
近くて遠い距離がもどかしくて それでも愛しかった
日暮れ間近の空がカーテンの向こうで染まる
灯りは消え コーヒーは残りわずかで悲しいな
人体模型だけがこの空間を見守っていて
背徳者の気持ちがさらに滲んできた
そんな気持ちもつゆ知らないで
あなたは子供のように笑う
逆じゃないのって心の中で指摘を入れてみたり
そんなとこに惹かれてしまった
そんなところが好きなんだ
まるで神様に恋してしまった罪人みたいなんだ
最後 一雫のコーヒーは
ぬるくもなく つめたかった
閉まるカーテン 消された電気
夕焼小焼のチャイム
知られちゃいけないこの気持ちを
今日も理科室に閉じ込め
あなたの背中 気づかれないように
つまんで 離したんだ