「大丈夫、君が待ってる」
優しい嘘に抱かれて眠りについた

歌:重音テト
曲・詞・絵:とるて

とぁ様調声バージョン→https://youtu.be/oQRfYmweAZQ
Twitter→ https://twitter.com/DtmUtau?s=09

~~歌詞~~
僕が生まれてどれぐらいだろう
季節は巡り風に凍える
僕しかいないこの枝にはもう
君の匂いは微塵もないや

「さよなら」なんて
手を振ってた君だって
きっと

死ぬことを恐れただろう
散り際にさえ強がりを覗かせて
「いつか来るその時を
ただ怖がることはないんだよ」
と囁いた

君と別れてどれぐらいだろう
季節は巡り雨も凍てつく
僕しかいないこの枝にはもう
君の温度は微塵もないや

「ありがと」なんて
笑っていた君だって
きっと

生きたいと願っただろう
散り際にさえその笑顔を称えて
「大丈夫、先に行くから
向こうで待っていてあげる」
と呟いた

「おやすみ」なんて
目を閉ざした君だって
きっと

もう一度見たかっただろう
生まれてすぐに眺めた春の空を
「最高の生涯でした、もう十分よ」
なんて嘘を吐いてさ

怖がりな僕もそろそろ
枝に掴まる力も失せてきたよ
「大丈夫、君が待ってる」
優しい嘘に抱かれて
眠りについた