#ボカロ#ボカコレ2023春ルーキー#初音ミク#大鳥雄介#VOCALOID

フランスの作家は多次元的に未来と過去を夢と捉え、ドイツの詩学者は夢を扉という風に評しました。
人間というのは虚無的な物で、もしかしたら過去と未来の扉の中で足掻いてるだけの物なのかもしれませんね

ちなみにフランスとドイツの話は嘘です。

ホントにすみません……投稿ミスりまくって3回目の挑戦です。きつい……

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ひとつ、ひとつ、溢れて消えた
ねえ、君の声が確かに聞こえた

ふたり、ふたり、部屋の中で
ねえ、過去を見つめ一緒に笑う

まだ手を繋いでた。せめて君だけは。
感じていたの。一緒でいたの
最初の声が耳の側(口の奥)で

騒めいてる。

劣等感が僕を撫でるの
最低なのは自覚していた。
扉に答えは無いよ。
空想は綺麗なままで。
触れて、触れて、今
消えた、消えた、音
今もそれはね、尊い物で
曖昧だった世界に触れて感触だけ消えた。

ひとつ、ひとつ、手に取るように
まだ君を想う、世界の隅で
割れた、割れた、シャボンのように
ねえ、ここは、ここは
何も無いまま

最後には、視界の中
意味のない、夜が弾けて
呟きを、ぼくを包んだ。
触れて爆ぜてく感傷だけは
この手に

嘘と本当の隙間で笑う

楽観的な音を紡いだ
想いを植え付けられた
扉で君に触れたよ
幻想は矛盾の中で
踊る、踊る、まだ
落ちる、落ちる、今
吐いて捨てた事、覚えているよ
曖昧だった時間の中で

別れをただ告げた。

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music Mafi
illustration 大鳥雄介

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