凍る太陽と追憶の烙印／森下うたた feat. 宮舞モカ

◆作詞作曲編曲ミックスマスタリング動画◆
森下うたた
https://x.com/morishita_utata

◆歌詞◆
存在を探していました。
暖かさだけを求めていました。
寂寞を糧に這いずる足は、
痛みが何かも忘れていました。

貴方が時間を止めた世界は
顔色も変えず回っています。
残された人の心の中に、
消えぬ欠落を深く残して。

「感情は人を殺さない」という、
言葉は確かにその通りでした。
「全て失った」と嘆く私が
今でもこうして生きてるのだから。

絶望、後悔、懺悔、苦悩。
感情は激しく身を焦がすのに。
宛らせせら笑うかの様に、
生は続く。

行かないで、行かないで。
置き去りにしないで。
目を開けて、目を開けて。
嘘だよって笑って。

遠くなってゆく空に向けて、
手を伸ばす事はなんと虚しい。
空を切ってゆく冷たさだけ、
針を刺す様に指に残ります。

五体を引き裂く様な苦痛と、
臓腑を満たし染みる絶望は、
幸せばかりを抱いたこの手が、
抱えるには荷が重すぎました。

もう一度。もう二度と。
叶わない事を知りながら。
帰らずの追憶に縋る夢に落ちる。

行かないで、行かないで。
置き去りにしないで。
目を開けて、目を開けて。
嘘だよって笑って。

呼び慣れた名前の
愛しさも知らずに。
甘えていた私に
与えられた報いでしょうか。

行かないで、行かないで。
閉じた瞳の裏で。
目を開けて、目を開けて。
巡り廻る夢は。

鮮やかに焼き付いた、
寄り添う影法師。
繰り返す記憶に、
朽ちぬ永遠を宿して。