初恋

想い出はいつだってモノクロで
日を重ねる度に淡く
遠ざかる香りさえ悪戯に
走馬灯みたいに巡る

せめて もう少し
せめて もう一度
せめて 今日だけは
せめて 責めて 責めて

口付けも交わず終わる初恋は
いつまでも癒える事はないでしょう
成長も出来ず終わる魂を
いつまでもこの胸で育てるから