『淡灯』―「過ぎゆく季節と、消えきらない想い」をテーマにした作品です。―

『淡灯』
―「過ぎゆく季節と、消えきらない想い」をテーマにした作品です―

feat.はにーちゃん
Lyrics, Music & Arrangement はにーちゃん & 優咲ちゃん
Movie 太耀
Mix 優咲ちゃん
Image Director しおおにぎり
Producer けこたんたん

風がほどける音を聞いていた
落ちてゆく影に　名前をつける
君の声が遠く揺れて
空の色だけ　残っている

指先で触れた灯りのあと
消えそうで消えない午後
誰かの夢の端で
君が笑っている気がした

淡い灯が　頬を撫でて
呼吸だけが夜を繋ぐ
君のいない空に
まだ　心が残っている

誰の足音も届かない
窓の外は冬の手前
枯れ葉が風にほどけるように
僕も形をなくしていた

沈む街の灯を拾って
胸の奥にしまいこむ
言葉より先に溶けていく
君の残り香のように

淡い灯が　息を染めて
夢の底で君を探す
凍える空の向こう
春の音が聴こえた気がした

時間が止まるたび　光は滲み
名前のない想いだけが
小さく灯っている
暗闇よりも優しく

淡い灯が　胸を照らす
遠い空に君を浮かべて
季節が終わるその瞬間
僕はやっと息をした

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