その一冊を、手放す
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[Intro]
紙袋の角が 少しだけ潰れてる
朝の電車で 誰にも触れないように持ってた
[Verse]
改札を出て 地図も見ずに歩く
覚えてしまった道 何度も来たわけじゃないのに
受付の前で 順番を待つあいだ
手の中の重さだけ やけに具体的だった
[Pre-Chorus]
名前を書いて 渡すだけ
それだけのことなのに
[Chorus]
その一冊を 手放した
指先だけ 少し残ってる
もう戻らない 場所に置かれていく
きれいじゃないままの形で
その一冊を 手放した
ちゃんと誰かに 触れられるように
うまく言えないけど
少しだけ こわかった
[Verse 2]
棚に並ぶ頃 私はもういない
そんな時間差のこと 考えてしまう帰り道
ポケットの中 レシートが折れてる
さっきまでのやり取りが 急に遠くなる
[Pre-Chorus]
軽くなった手が 少しだけ
落ち着かなくて
[Chorus]
その一冊を 手放した
自分じゃない 場所に残して
ページの中 整っていないまま
それでも閉じてしまった
その一冊を 手放した
うまくできたとは言えないけど
あのまま持ってても
きっと 変わらなかった
[Bridge]
角の折れとか 消せない癖とか
直さないまま 出してしまった
(ここ、ちょっと痛いライン👇)
たぶん私は ちゃんとしてるふりが上手いだけ
[Final Chorus]
その一冊を 手放した
指先から 離れていった
誰かの時間に 混ざっていくなら
それでいいと思えた
その一冊を 手放した
名前だけ 静かに残って
帰りの空は 少し軽くて
でも 少しだけ さみしかった
[Outro]
紙袋は もういらない
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