この手にないものをいつも僕は望んだ
そういうものだと空っぽの掌ただ眺めて眠った

歌:重音テト
曲・詞・絵:とるて

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~~歌詞~~
いつからか夢を見失い
退屈な夜が続く黒い部屋

くだらない人混みの中で
ありふれた終わりを待つ

どうせ消えてなくなるなら
何を残したらいいの

どういうことなの
願い事は背伸びしても手が届かない
そういうものだと
ひとり思い込んで目を逸らして黙った

いつからか苦痛に歪んだ
残酷な朝が照らす白い部屋

限られた慰めをあてに
過ぎ去った日々を想う

二度と戻れなくなるなら
どこに隠れたらいいの

どういうことなの
触れたものはいつもすぐに色を失くして
そういうものだと
ひとり思い込んで目を閉ざして笑った

どういうことなの
色を失くし捨てたものが輝きだして
そういうものだと
気づき伸ばした手は宙を撫でてぶらり

どういうことなの
この手にないものをいつも僕は望んだ
そういうものだと
空っぽの掌ただ眺めて眠った